Easter Sunday 2026《キリスト教の三大祭り》イースター・ペンテコステ・クリスマスはいつ?
Easter Sunday 2026
西暦2026年におけるイースターについて、暦の観点からまとめました。
イースターは、キリスト教においてイエス・キリストの復活を祝う日とされています。
教会暦(典礼暦)により「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められており、毎年日付が変わる移動祝祭日ですが、必ず日曜日であることから「Easter Sunday」と呼ばれています。
下の図は、西暦2026年におけるEaster Sundayの時期を図解したものです。
外側から「グレゴリオ暦の12ヶ月」「1月1日(木曜日)〜12月31日(木曜日)の365日間」「西方教会および東方教会のEaster Sunday」「新月・満月」を表しています。
土曜日と日曜日は青色と赤色で示し、緑色で「教会の春分」を示しました。
教会の春分は、グレゴリオ暦の3月21日に固定されていますが、一部の東方教会ではユリウス暦が使用されています。
現代では、ユリウス暦はグレゴリオ暦よりも概ね13日遅れとなっています。
ちなみに、教会の春分や満月は天文学的なものではありません。
イースターという名称は、主に西方教会におけるものであり、東方教会ではおおよそ「パスハ」と呼ばれています。
パスハの語源はヘブライ語のPesach(ペサハ)であることから、旧約聖書における過越祭との関連が示されています。
よって、パスハは過越祭(ペサハ)よりも前に行うことはないともされています。
このように、教会によって使用する暦が異なり、また過越祭を考慮する場合としない場合があるため、イースターとパスハの日付は、年によっては大きく異なることがあります。
西暦2026年においては、イースターは4月5日(日曜日)、パスハは4月12日(日曜日)となります。
西暦2026年のキリスト教三大祭り
キリスト教の三大祭りは、イースターおよびパスハ、ペンテコステ、クリスマスです。
それぞれ、復活祭および復活大祭、聖霊降臨祭、降誕祭とも言われます。
下の図は、西暦2026年におけるキリスト教の三大祭りの時期を図解したものです。
外側から「グレゴリオ暦の12ヶ月」「1月1日(木曜日)〜12月31日(木曜日)の365日間」「西方教会および東方教会の三大祭りの時期」を表しています。
イースターおよびパスハからペンテコステまでの50日間は、赤い線で繋ぎました。
ペンテコステは、Easter Sundayから7週目にあたるので、毎年必ず日曜日になります。
西暦2026年のペンテコステは、西方教会では5月24日(日曜日)、東方教会ではおおよそ5月31日(日曜日)です。
クリスマスは、イエス・キリストの降誕を記念して祝う日です。
古代のローマ暦の冬至の日にあたる12月25日を由来としています。
ユリウス暦の12月25日は、グレゴリオ暦に換算すると1月7日になります。
ロシアはロシア正教会の人口が多いので、1月7日は祝祭日であることが知られています。
ちなみに、教会暦の一日は、ユダヤ暦(ヘブライ暦)と同じく日没から始まります。
そのため、クリスマス・イブは、クリスマス当日の夜(Evening)であるとも言えます。
以上、西暦2026年におけるキリスト教の三大祭りについて、暦の観点からまとめてみました。
三大祭りの中で最も重要な日は、復活祭であると言われています。
それは、現在私たちが普段使用しているグレゴリオ暦(新暦)が、復活祭の日付を正確にするという目的からユリウス暦を改良して作られた新しい太陽暦であることからも分かります。
また、キリスト教には様々な宗派があり、本来は一様には述べられないことをご承知おきいただけますと幸いです。
近年のキリスト教三大祭りの日程は、以下の記事をご覧ください。
Easter Sunday 2025《キリスト教の三大祭り》イースター・ペンテコステ・クリスマスはいつ?
Easter Sunday 2027《キリスト教の三大祭り》イースター・ペンテコステ・クリスマスはいつ?
Easter Sunday 2028《キリスト教の三大祭り》イースター・ペンテコステ・クリスマスはいつ?
Easter Sunday 2029《キリスト教の三大祭り》イースター・ペンテコステ・クリスマスはいつ?
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