【図解】Passover 2025|旧暦とユダヤ暦(太陰太陽暦)〜 過越の祭りはいつ?
Passover 2025
西暦2025年の「過越の祭り」について、暦の観点からまとめました。
過越の祭りは、旧約聖書の「出エジプト記」に由来するユダヤ教のお祭り(祝祭日)です。
英語ではPassover(パスオーバー)、ヘブライ語ではPesach(ペサハ)と言います。
下の図は、西暦2025年における過越祭の時期を図解したものです。
外側から「グレゴリオ暦の月」「1月1日(水曜日)〜12月31日(水曜日)の365日間」「ユダヤ暦のニサンの月と過越祭」「新月・満月」を表しています。
ユダヤ暦(ヘブライ暦)の一日は日没から始まります。
過越祭は、イスラエル国内においてニサン月14日(日没)に始まります。
翌日15日は種なしパンの祭りであり、それはその後7日間続きます。
西暦2025年におけるニサン月14日の夜は、グレゴリオ暦では「4月12日」にあたります。
過越祭の初日の夜は、各家庭で出エジプトを想起させる正餐「セデル」が催されます。
翌日からは、マッツァという種なしパンを食べる期間が続きます。(除酵祭)
また、過越祭の後の最初の安息日(金曜日の日没〜土曜日の日没)の翌日(日曜日)は、大麦の初穂を捧げる「初穂の祭り」です。
さらに、初穂の祭りから7週目の日曜日は、小麦の収穫を祝うシャブオット(七週の祭り)が行われます。
これらの祭りは、旧約聖書の「レビ記」に記述のある「7つの例祭」の内の4つの例祭にあたります。
西暦2025年のユダヤ暦
下の図は、西暦2025年における「ユダヤ暦の月」を図解したものです。
外側から「二十四節気」「日本における二十四節気の日付」「ユダヤ暦の月」「グレゴリオ暦の月」「十二支による月」「暦の上の季節」を表しています。
ユダヤ暦は、新年の始まり(正月)を「ニサンの月」とする宗教暦(教暦・新暦)と「ティシュリーの月」とする政治暦(政暦・旧暦)があります。
現在、イスラエルでは政暦を公式の暦としているため、ニサンの月は7月とされています。
ユダヤ暦の創世紀元は紀元前3761年10月7日であり、西暦に3760を足した年数は紀元年となります。
よって、西暦2025年においては、エルール月まではユダヤ暦5785年、ティシュリー月からはユダヤ暦5786年となります。
また、ティシュリー月の満月の頃には、「過越祭」「七週の祭り」と並ぶユダヤ三大祭りの一つである「仮庵の祭り(スコット)」が行われます。
ちなみに、このような現在のユダヤ暦の月の名称は、バビロニア暦の月の名称に由来しています。
西暦2025年の旧暦
下の図は、西暦2025年における「旧暦の月」を図解したものです。
旧暦とユダヤ暦は、一日の始まり方やひと月の長さ、閏月の設け方などに違いがありますが、どちらも太陰太陽暦です。
そのため、朔望月を照らし合わせることができます。
西暦2025年におけるユダヤ暦のニサンの月は、日本では「旧暦3月」にあたります。
ニサンの月は、古代では「アビブの月」と呼ばれていました。
アビブとは、ヘブライ語で穀物が実る季節である「春」を意味しています。
このように、ニサンの月は古代から春の月とされており、過越祭は春を告げるお祭りと言えます。
ちなみに、イスラエルの都市「テルアビブ」は、「春の丘」という意味になります。
以上、西暦2025年における「過越の祭り」について、暦の観点からまとめてみました。
日本ではあまり知られていないお祭りですが、暦を通してみることが他国の文化を知る一つのきっかけになると思います。
ユダヤ暦は、例祭と曜日の兼ね合いなども考慮されながら作成される暦なので、当記事に誤りがあるかもしれませんが、気づいた場合には直ちに訂正させていただきます。
厳密な日付や例祭の日時等をお知りになりたい方は、現地の確かな情報をご確認ください。
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